やすらぎ工房は、寺院や寺院仏具を
洗浄修復する専門工房です。
大型施工から部分修理
洗浄やクリーニング施工(新技術+伝統技法)
お洗濯・洗い(伝統技法による完全修復)
などの豊富な施工方法で、
低価格・高技術を実現しております。
寺院様の内陣・御本尊の洗浄・修復を
全国で施工させて頂いております。
出来るだけお安く(漆の磨き直し)から
新品同様(塗り直し)まで、ご住職様や
御檀家様のご要望をお伺いさせていただき
やすらぎ工房の職人がもつ豊富な施工方法で、
ご予算面・施工技術面などのお悩みの
一助になれば幸いです。
■ 寺院洗浄
![【寺院修理】欄間は彫刻ではなく、ワラビ型の欄間が入っています。昔の大阪仏壇には彫刻とワラビ型の二つの欄間が付属していて、普段用と行事用に使い分けをしていました。大阪仏壇総修理後 不良木地を修復し、堅地(漆下地)を施し、総天然漆塗りで仕上げました。以前は金箔仕上げでしたが、純金粉摺り漆仕上げに変更させて頂きました。お仏壇の内部と障子の腰板には輪島塗の螺鈿入り研ぎ出し蒔絵を施しました。また、腰板の裏側にご家紋をお入れさせて頂きました。お仏壇御修復前、漆は艶がなくなってしまっていますし、金箔も全体的にくすんで、所々剥げて黒くなっています。金具も変色しています。3種類のお見積りをご提案させて頂きましたが、現状復元の内容でご依頼賜りました。大阪型仏壇総修復後お仏壇御修復後- 天然漆を塗り替え、金箔は縁付金箔を押し替えました。金具は上品な消メッキで仕上げました。蒔絵も復元致しました。](https://www.yasuragikoubou.jp/contents/wp-content/uploads/2019/07/2018-06-18-16.02.19-e1563707721628.jpg)
![【寺院修復】お仏壇御修復前- 修復前のお仏壇の状態は、塗りは所々剥がれて、金箔も剥げたり、茶色くくすんでしまっています。全体的にゆがみも生じています。大きな阿弥陀様も台座がローソクの火で焦げていました。お仏壇の完全修復と御仏像の現状維持修復をご提案させていただきました。大阪仏壇総修復後お仏壇御修復後まず、お仏壇をバラバラに解体して、木地の痛みをチェックします。お仏壇本体もローソクの火で焦げている箇所がありました。(ほんと火事にならなくて良かったです。)痛みが大きく使えない木地は部分的に新しい木地に取替えました。痛んでいる塗りは研磨して剥がし、漆下地を使って下地を補正してから、天然漆を塗り替えました。金の部分は、お客様のご要望で金粉仕上げに変更させていただきました。漆を接着剤として純金粉を蒔きつけ、充分乾燥させてからさらに漆を摺り込んで仕上げました。上品な金色に仕上がりました。また漆を摺り込んでるので多少拭いても剥げません。](https://www.yasuragikoubou.jp/contents/wp-content/uploads/2019/07/2019-03-18-14.36.39-e1563707984539.jpg)
![](https://www.yasuragikoubou.jp/contents/wp-content/uploads/2018/03/935fa1487c9a157f63f7141b92c39790-221x300.jpg)
寺院の洗浄修復とは?
寺院仏具・仏像は、汚れたままでは、保存状態が
悪く、結露・カビなどから、傷みが進んでしまう
ため、洗浄をし綺麗な状態とし、保存をより
永年に渡り、次世代へ受け継がれるための
お手伝いを少しでも出来ればと考えております。
![](https://www.yasuragikoubou.jp/contents/wp-content/uploads/2018/03/935fa1487c9a157f63f7141b92c39790-221x300.jpg)
やすらぎ工房の寺院洗浄
寺院様の内陣一式・仏像・常花などを施工
させて頂いております。特に、天蓋などは、
煙にかかり、汚れてしまっており、
洗浄をご依頼されることが多くございます。
大型の宮殿・天蓋・幢幡などは、取り外し
困難な場合でも、洗浄修復作業を安心して
お任せ下さい。
ホコリや油煙すすが大量に積もっているのが
よく分かります。これは線香やローソクを
灯した時に油煙が蒸発し、本堂の天井近くまで
上がり、ゆっくり冷やされ、空中の微細なホコリ
と混ざりながら欄間の細工の平面に乗り、
硬化して油煙すすになっています。
お導師さまが座る場所の上には、四角または
六角・八角の大きなものが吊ってあるのが
人天蓋です。油煙すすの付着した人天蓋を
洗浄します。本体の上部のフックから汚れた
瓔珞を取り外し洗浄します。本堂を汚さない
ように十分に養生し、本体とバレン板は取り付け
たまま洗浄します。
特殊な洗剤で金箔の上の汚れのみを
金箔を剥がすことなく洗浄致します。
また、本体・瓔珞を別々に洗浄致します
ので、長年の供養で弱っている糸や
彩色部分の修復なども同時に作業が可能です。
宮殿・須弥壇はそのもの自体が大きくさらには
御本尊様をお祀りしている為、工場に持ち帰る
事が困難で費用も高額になってしまいます。
しかし、洗浄工法ですと寺院内で作業が可能
であり工期も従来工法に比べ短く、費用も
従来工法に比べると約半額以下となります。
風合いを生かした洗浄工法!
よく「綺麗にしたいけど新品のように綺麗には
したくない」と言うお声をお聞きいたします。
そんなお声にお応えいたします。
汚れのみを洗い流し、当時の金箔や漆を
生かす事で昔ながらの風合いを残します。
油煙汚れの縦面付着は少ないですが、蓮の花の
花びら上の平面は落ちてくる油煙すすの受け皿
のようになり、こびりついてきます。
洗浄工法で綺麗によみがえります。